数字があっという間に大きくなる!?やさしく学ぶ「指数関数」の世界
数字があっという間に大きくなる!?やさしく学ぶ「指数関数」の世界
みなさん、「指数関数(しすうかんすう)」って聞いたことありますか?
ちょっとむずかしく聞こえるかもしれませんが、じつはとてもおもしろい数字のルールなんです。しかも、コロナの感染者数のニュースや、SNSのフォロワーの増え方、細菌のふえるスピードなど、私たちの身のまわりにも「指数関数」はたくさん使われています。
そもそも指数関数ってなに?
たとえば、次のような数字の変化を見てください。
- 1日目:1
- 2日目:2
- 3日目:4
- 4日目:8
- 5日目:16
- 6日目:32
- 7日目:64
これは「毎日2倍ずつふえている」状態ですね。
このように、ある数をどんどんかけ算して増えていくルールのことを 「指数関数的な増え方」 と言います。
数学の書き方では、こんなふうに表します:
2のn乗(2ⁿ)
nが1なら2¹=2
nが2なら2²=4
nが3なら2³=8
といった感じです。
なぜすごいの?
最初はゆっくり増えているように見えるけど、ある時点をこえると、「えっ、こんなに!?」とびっくりするぐらい急に大きな数字になります。
これが指数関数のすごいところ!
たとえば、1円が毎日2倍になっていくと…
- 10日後には1024円
- 20日後には約100万円!
- 30日後には…なんと10億円をこえるんです!
どんなところに使われているの?
- ウイルスの感染拡大
- 細菌の増殖
- パソコンの性能(昔は「ムーアの法則」といって2年で2倍といわれていました)
- SNSでバズる投稿の拡散スピード
などなど、指数関数は現実世界でもよく見られる「ふえ方のパターン」なんです。
まとめ
指数関数は、「かけ算でふえていくルール」。最初は小さくても、あっという間にすごく大きくなるのが特徴です。
ちょっとむずかしそうに見えても、しくみがわかるとすごくおもしろいんですよ。今後もいろんなニュースやデータで見かけたら、「あ、これって指数関数かも!」と思い出してみてくださいね。