【失敗体験談】私がネイルサロンを閉店した理由と、その後の苦悩
かつて私は、ネイルサロンを経営していました。
でも結果的に、閉店という選択をすることになりました。
この記事では、その時のリアルな体験と、
今だからこそ語れる「反省」と「学び」をお伝えします。
若さと甘さで始めたネイルサロン経営
当時の私はまだ若く、「やってみたい」「きっとできる」と思って開業しました。
でも、現実はそんなに甘くありませんでした。
最初に直面したのは、人材確保の難しさと、資金のプレッシャー。
人を雇うこと、教育すること、シフトを回すこと――
一つ一つが想像以上に重たかったのです。
閉店、そして残った借金
最終的には、資金難と人材難から閉店を決断しました。
精神的にも追い詰められていたので、閉店したときは少しだけ楽になりました。
でも、借金はしっかり残っていました。
国金(日本政策金融公庫)から借りていた500万円。
私は、他の美容室で働きながら、毎月10万円ずつ返済しました。
5年計画で、なんとか完済しましたが、それはとても厳しい道のりでした。
精神的に病んだ日々
この5年間は、心の中に重いものを抱えて生きていました。
眠れない夜も多く、仕事中も「本当にこれでいいのか」と自問自答ばかり。
いま思い返しても、正直つらい記憶です。
心に深く残っています。
閉店のやり方:居抜き譲渡でゼロ円引き継ぎ
店舗は、内装も道具もそのまま、0円で次のオーナーに譲渡しました。
物件も、引き続き借りていただけるように不動産屋と話をまとめました。
せめてもの救いは、「空き店舗にしなかったこと」かもしれません。
今なら絶対にやらない、という判断
今なら、ネイルサロンを経営することは絶対に選びません。
特に、人を雇って回していくビジネスモデルには向いていなかったと、はっきり思います。
自分一人でやる分には可能性もあるかもしれません。
でも「雇って回す」は、本当にハードルが高い。
最後に:この経験が、誰かの参考になれば
私は失敗しました。
でも、その経験は今でも自分の一部になっています。
もし、これから同じようにお店を始めようとしている人がいたら
少しでも、現実を知るヒントになれば嬉しいです。