【未来のエネルギー】核融合ってなに?太陽の力が地球を救う!
未来のエネルギー「核融合反応」とは?
みなさん、「核融合反応」って聞いたことありますか?
名前だけ聞くと難しそうですが、実は私たちの身近にある現象なんです。なんと、太陽の中では毎日この反応が起きているんですよ!
核融合って何?
核融合とは、軽い原子がくっついて重い原子になる現象のこと。たとえば、太陽の中では「水素」というとても軽い原子が合体して「ヘリウム」という少し重い原子になります。
このとき、とてつもないエネルギーが生まれます。これが、私たちが地球で受け取っている太陽の光や熱なんです。
どうしてエネルギーが出るの?
融合してできた原子のほうが、合体する前よりもちょっとだけ軽いんです。その「ちょっと軽くなったぶんの質量」が、エネルギーに変わるんです。
これは、アインシュタインの「E=mc²(エネルギー=質量×光の速度²)」という公式で説明されます。
なぜ注目されているの?
核融合は、次世代のクリーンエネルギーとして、今、世界中で注目されています。
- 二酸化炭素を出さない
- 核分裂のように危険な放射性廃棄物が出にくい
- 燃料となる水素は、海水から無限に取り出せる
これだけ聞くと、もう理想的なエネルギー源に思えますよね。
実用化は難しい?
ただし問題もあります。核融合を起こすには、1億度以上という超高温の環境が必要で、それを安定して制御するのが非常に難しいのです。
でも世界では「ITER(イーター)」という国際プロジェクトをはじめ、多くの研究者が挑戦しています。
日本もその中心メンバーの一つです。
まとめ
核融合反応は、太陽のエネルギーの仕組みであり、未来の地球を救うかもしれない希望の技術です。
私たちが日々使っている電気の未来に関わる、とても重要なテーマなのです。
この技術が実用化された時、世界はエネルギー問題から大きく前進することでしょう。