「E=mc²」ってどう読むの?意味と背景をわかりやすく解説!
「E=mc²」の読み方とは?
物理の授業やニュースなどでよく目にするこの数式、
「E=mc²」は、次のように読みます。
- 日本語では:イー イコール エム シー ジジョウ
- または:イー イコール エム シー にじょう
英語では:E equals m c squared(イー・イコールズ・エム・シー・スクウェアド)
「E=mc²」の意味は?
この数式は、アルベルト・アインシュタインが考案した「特殊相対性理論」によって導かれた、物理学上でもっとも有名な公式のひとつです。
意味はとてもシンプルです。
エネルギー(E)は、質量(m)に光の速度(c)の2乗をかけたものに等しい。
具体的にどういうこと?
この公式が表すこと、それは、
「ほんの少しの質量が、とんでもない量のエネルギーに変換される」
ということです。
例えば、1グラムの物質がこの公式に従ってエネルギーに変換されると、
なんと広島型原爆の数倍のエネルギーを放出すると言われています。
この法則が、原子力発電や核兵器などの基礎となっているのです。
「c²」ってなに?
この「c」は、光の速さを意味します。
光の速度は秒速約30万キロメートル(=1秒で地球を7周半)です。
つまり、
光の速度の「2乗(平方)」という、桁違いに大きな数をかけている
というわけです。だから、ほんの少しの「m(質量)」が、とんでもない「E(エネルギー)」に変わるのです。
どんなときに使われているの?
この「E=mc²」は、以下のような場面で登場します。
- 核エネルギーの計算
- 太陽のエネルギー放出の仕組み(核融合反応)
- 一部の粒子加速実験
- ブラックホールや宇宙誕生に関する理論物理の研究
アインシュタインはなぜこの式を生み出せたのか?
アインシュタインは、日常生活の中で「光の速さは誰にとっても同じなのか?」という疑問から特殊相対性理論を考え出しました。
その中で導かれたのが、このE=mc²という公式です。
彼はこの公式によって、「エネルギーと質量は同じものの別の姿である」と証明したのです。
まとめ
「E=mc²」は、
イー イコール エム シー ジジョウと読みます。
その意味は、
「質量とエネルギーは等価である」という、宇宙の根本的なルールを表したものです。
このたった一つの公式が、
私たちの暮らす世界、そして宇宙の成り立ちにまで影響を与えているのです。
このような科学や心理、日常の「なぜ?」に答える記事を、今後も発信していきます。