卵アレルギーは治療できる？知っておきたい対応と最新治療法
卵アレルギーは特に子どもに多い食物アレルギーのひとつで、少し口にしただけで嘔吐したり、じんましんが出ることもあります。今回は、卵アレルギーは治せるのか？どんな治療法があるのか？についてまとめました。
✅ まず基本：卵アレルギーは自然に治ることもある
卵アレルギーは、成長とともに自然に治る（耐性がつく）ケースが多く報告されています。特に子どもの場合は、年齢を重ねるごとに食べられるようになることも珍しくありません。しかし、大人になるまでアレルギーが続く場合もあるため、医師の診断と経過観察がとても重要です。
✅ 基本の対応：アレルゲン除去と定期チェック
現時点で最も大切なのは、アレルゲンである卵を完全に除去すること。そして、定期的にアレルギー専門医の診察を受けて、アレルギーの状態をチェックすることです。自己判断で「少しなら大丈夫」と試すのは非常に危険です。
✅ 経口免疫療法（OIT）とは？
最近話題の治療法が**経口免疫療法（OIT）**です。これは、卵をほんの少量からスタートし、体に慣らしていく方法です。目標は、誤って卵を食べてしまったときのリスクを下げたり、将来的に少しずつ食べられるようにすることです。
ただし、この治療は医師の厳密な管理のもとでのみ行うもので、症状が出るリスクもあるため、絶対に自己判断で試してはいけません。
✅ 加熱卵なら大丈夫？
一部の卵アレルギーの人は、しっかり加熱した卵（例：20分以上加熱した卵入りケーキ）なら食べられることがあります。ただし、これも必ず医師の確認を受けたうえで少量ずつ試すことが大切です。
✅ 新しい治療法の研究も進行中
現在、アレルゲン免疫療法など新しい治療法の研究も進んでいます。将来的にはもっと効果的な治療法が登場する可能性があります。
まとめ
- 卵アレルギーは自然に治ることが多いが、油断は禁物
- アレルゲン除去と定期的な専門医の診察が基本
- 経口免疫療法などの治療法もあるが、必ず医師の指導のもとで
- 自己判断は絶対に避けること
安全に、そして少しずつ前向きに対応していくことが大切です。アレルギーの悩みはひとりで抱え込まず、専門家にしっかり相談しましょう！
