🏠500万円の物件を買って月7万円で貸すとどうなる?

実際にかかる税金と回収年数を徹底シミュレーション!

「安い中古物件を買って人に貸せば、不労所得が得られるのでは?」
そんな夢を描いて、不動産投資を検討している方も多いと思います。今回は、500万円の物件を購入し、月7万円で貸し出したケースをもとに、実際にどれくらいで元が取れるのか?どんな税金がかかるのか?をシンプルに解説します。


💰 収益と投資回収シミュレーション

◾ 前提条件:

  • 物件価格:500万円
  • 家賃収入(月):7万円 → 年間84万円
  • 諸費用(登記、仲介手数料など):約50万円
  • 年間の管理費・修繕費・空室リスク等:約12.6万円(年間家賃の15%)

◾ 計算結果:

項目 金額
総投資額 550万円(物件+諸費用)
実質年間収入 約71.4万円(84万円 − 12.6万円)
回収年数 約7.7年(550万円 ÷ 71.4万円)

約8年で元が取れる計算になります。これが早いと感じるか、長いと感じるかはあなた次第ですが、不動産としては高利回りの部類です。


🧾 不動産収入にかかる税金まとめ

不動産収入には当然ながら税金がかかります。ここでは代表的なものをまとめます。

① 所得税・住民税(家賃収入にかかる)

家賃収入から必要経費を差し引いた「不動産所得」に対して課税されます。

  • 所得税:累進課税(5%〜45%)※一般的な人は10〜20%程度
  • 復興特別所得税:所得税の2.1%加算
  • 住民税:一律10%

▷ 例:課税対象所得が64万円だった場合

所得税+住民税 → 約12.8万円(20%換算)


② 固定資産税(保有中)

  • 毎年発生する税金で、物件の評価額により決まる
  • 一般的に評価額の約1.4%程度
  • 評価額が400万円なら → 年間約5.6万円

③ 不動産取得税(購入時)

  • 固定資産税評価額 × 3%(1回のみ)
  • 評価額400万円 → 約12万円前後

④ 登録免許税・印紙税(購入時)

  • 所有権移転登記や契約書への印紙
  • 合計1〜3万円程度

💡 税金を差し引いた「手取り」は?

仮に、年間の不動産所得が64万円で税金が約13万円、固定資産税が5.6万円なら、

年間手取り:約45万円前後

というイメージになります。


✅ まとめ:利回りは高いが、税金も含めた計算が必須!

中古で500万円の物件を購入し、月7万円で貸し出せば、8年弱で投資回収でき、表面利回りは約16.8%、実質利回りでも13%以上と、非常に効率の良い投資になります。

ただし、そこには所得税・住民税・固定資産税といった税金や、空室リスク・修繕費などの現実も存在します。


✏️ 最後に

不動産投資は、「買って終わり」ではありません。
収支計算+税金の理解+管理の手間をしっかり把握した上で、賢く始めましょう!

 

 

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